前回人生初のヒラマサを釣った次の日、同じ磯でさらにサイズが大きいと思われる青物を掛けた。
ヘッドディップがギリ届く沖で単発ボイルしたのですぐさまフルキャスト。着水したらダイビングさせずに高速巻きでルアーをスキッピングさせて魚を誘う。
直後に大きな水柱が上がりすぐにロッドに重さが伝わる。
喰った!
自分の狙いどおりに魚が喰ってくるなんて経験ほとんどない。
とにかく、デカイ何かが喰ってきた。
明らかにヒラマサの引き
ロッドを立て戦闘態勢に入るが魚はグングン下に潜っていく。明らかに根を目指しているようだ。
この潜り方はブリ族では無さそう。この辺りはデカいカンパチがいるか全くわからない。一度釣っただけなのにヒラマサだと頭が勝手に認識する。
これは先日のヒラマサよりデカそう。
とまだ寄ってきてもいないのにランディングのことに意識を向けた瞬間。
ラインテンションがふいに抜ける。
バレた。
やってしまった。立て続けにヒラマサをキャッチする大チャンスを逃してしまった。考えてみれば竿を立てるのに精いっぱいで合わせをほとんど入れていなかった。
悔やんでも魚は戻ってはこない。次だ。
次第に波が磯の上に上がりだし
この日は少しうねりがあり潮が上がるにしたがい足場に波がかぶり始めた。
低い足場は危険と判断し釣り座先端からかなり後方の高さ3m程度の荷物置き場から釣りを再開。
ここでマリアのラピード160mmピンクイワシを投げてみる。ヘッドディップとは動きが随分違うがこれも釣れそうなルアーだ。
ヘッドディップが水面直下~50cm程度の潜航深度だとすると、ラピードは表層の一番上といった感じ。
飛距離はヘッドディップが上だができる限りフルキャストし海面をスイっスイっと泳がせる。
チェイス!
何投目か忘れたがラピードの真後ろに波紋が浮かぶ。次の瞬間ラピードがひったくられる。
喰った!マジか
今度は合わせを意識しロッドを立てる。一匹目は下に向かったがこの魚は手前に走ってくる。
やばい。
足場にしている荷物置き場から磯の先端までは10mほどあり、うねりを伴った波が絶えず押し寄せている。下に降りて先端まで10mほど前に出るか?
どうしようどうしよう。
考えている間に魚はもう磯際まで寄ってきていた。意外にすんなり寄ってきたなと思ったのもつかの間、今度は磯際で急に潜航し始める。
あ、あ、あ、あ
前に出る判断ができずにいるとラインが磯に擦れるいやな感触が伝わってきた。
身動きが取れず固まっているとあっさりとラインが切れた。PEラインの根ズレだ。
経験不足で完敗。青物2ヒット1バラシ1根ズレ
惨敗。しかもどちらも情けない負け方。一匹にはフックが刺さったままかもしれない。
経験不足が見事に露呈したこのロックショア釣行。1匹はヒラマサと思われる魚だったのが悔しくてならない。
波がかぶっている足場に立つのは経験を積んでても危険だろう。ソロ釣行ならなおさらだ。
負けた。少なくとも1匹目を掛けた時はまだ先端に立っていた。合わせをしっかり入れておけば。
ただでさえ貴重な青物を2匹も逃したショックは大きい。
そしてラピード・・・
タックルデータ
- ロッド:シマノ コルトスナイパーXR S100H-3
- リール:シマノ 19 ヴァンキッシュ C5000XG
- ライン:クレハ(KUREHA) シーガーPE X8 200m3号
- リーダー:VARIVAS(バリバス) リーダー オーシャンレコードショックリーダー ナイロン50LB
釣行時期
2021年1月上旬